『カルテット』第7話

もうここで終わった方がすっきりするんじゃないか…と思ってしまった。

 

先週から、観るのが精神的にシンドいのだが、続きが気になって仕方がないので観た。予想通り人死には起こらなくてホッとしたが、終局を迎えた夫婦にまとわり付く緊張感がシンドい。コンビニ強盗の刑期はどのくらいなのか、などとどうでもいいことを考えていた。

 

逃げ出した夫、逃げられた妻。最終的に夫の方が未練がましく、妻は切り替えて自分の人生を選択する。元夫をハグせずに握手で見送り、新しい男を迎えに行く。切ないが、現実的な選択なのだろう。夫の母と話したとき既に離婚の意志を固めていたが、夫が憐れな形で現れたとしても揺るがなかったようだ。最後の晩餐は、共に過ごした二年間を肯定する為に行われた儀式だったのだろう。

 

ドラマ開始時に提示された謎は、ほとんど解決されたのだが、来週からはどのように物語が進んで行くのだろう。予告では、誰かがまだ嘘をついていると言っていたが…。このまま物語が終わっても、それほど違和感が無いような回だった。ここからどうやってまたクライマックスに持っていくのか興味深い。