元高齢童貞が『逃げるは恥だが役に立つ』を観てみた

奥さんに薦められて、新垣結衣主演のTVドラマ、『逃げるは恥だが役に立つ』を観てみた。

 

ガッキーかわいい。以上。

 

という訳にもいかないので、感想でも。奥さんの評価も、とりあえずガッキーかわいい。以上。なのだが。

はっきり言って、元高齢童貞(魔法使いにはなってない)としては、高齢童貞あるあるみたいなドラマだな、と。兎に角、自信が無いのだ。もしかしたら好意を持たれてるかも、とは思ってもそういう経験がないから勘違いに違いない、恥をかくところだった危ない危ない、となる。奥さん言わせると、私も30歳前後はモテていたらしいが、全くそんな美味しい思いをしたことがない。気づかないか、気づいていないふりをして、自分の欲望をやり過ごすのだ。そうしているうちに、我慢する事に慣れていく。

家に帰ったらガッキーがいる、ってのは男の夢だが、雇用関係であって恋愛関係ではないために手を出せないっていうのは地獄かもしれない。だが、手を出して嫌われたらどうしよう、という恐怖が先に立ち、このままでいいやという諦めにも似た状態になる。関係を進展させる方法も、修復させる方法も分からない。理屈が先に立ち、セクハラとかストーカーとか知識だけが増えていき、諦める理由を見つけることばかり上手くなる。セクハラとかストーカーとかって、もちろん越えてはいけない一線はあるにしても、ある程度はされる側の気持ち次第のところもあるからなー。普通の男は臆病になるとですよ。

 

こんな負のスパイラルは、気合いで打破するしかないのだ。趣味にかける労力を、少しだけ割いてみることだ。

でも、ヒラマサさんの問題点はどこだろう?清潔感はクリアしている。清潔感の次は気持ち悪くない話し方だが、これもクリア。てことは、会話の内容か。基本的には、面白い話をする必要はなく、女性の話をきちんと聞いてあげること、頭ごなしに否定せずに共感してあげること、が出来れば問題ないはずだが。理屈っぽ過ぎて女性が醒める、または自分の殻に閉じこもって心を開いてくれないから、醒めちゃう感じなのかな。

まあ、恋愛経験の少ない自分が分析してもよく分からないな。奥さんには、このくっつきそうでくっつかないもどかしい感じがラブコメだよね、とか適当に応えたが。てか、星野源って実生活はモテモテだよね…羨ましい。

 

みくりさんの方の気持ちはよく分からない。自分に女心がわかるとは元々思ってないし。契約結婚の話を持ちかける時点で、ある程度の好意はあるだろうとは思うけど、自分でも気づいてないのかな。小細工を弄してヒラマサさんをコントロールしようとするところは、確かに小賢しい。そういうのはちょっと好きになれない。ガッキーなら何でも許されるけど。

 

そう、ガッキーなら何でも許される…今の所、これ以上の結論は出てこない。ただし、ガッキーにキスした星野源は許されない。以上、続きが楽しみだ。