平常心でいられない

ここの所、毎日不安で堪まらない。健康診断で結果が悪かったせいだ。持病を抱えているため、良くなったり悪くなったりはするだろう。それでも、不安だ。なぜなんだろう。

別にいつ死んでもいいじゃん、と思ったり。でも死にたくない、と思ったり。これ以上苦しみたくないから、死んでしまおうと思う気持ちも、分からなくはない。イジメを苦に自殺したいと言う子供に向かって、死ぬ気になれば何でもできるだろうに、なんて言葉は無力だ。立ち向かう気力が既に無いのだから。これ以上苦しみたく無い、頑張りたく無いと思うのは、無理もないことだろう。周囲の人間が出来るのは、逃げ出す方法を与えることで、立ち向かうのは本人が立ち直ってからの話だ。

 

話が逸れた。弱っているときには、パートナーに頼りたい、声を聞きたい、抱きしめたいと思う。自分の調子が良い時には、ちょっと鬱陶しいとか、一人になりたいなんて考える事もある。人間なんて自分勝手な生き物だ、と開き直ればいいのだろうが、そういう自分に失望し、自己嫌悪を感じている。これは罰なのだろう。

ケンカする度に、自分の心がある部分では煮え滾っているのに、ある部分では醒めていくのを感じていた。いっその事離れて暮らした方が楽なのかな、と思い始めていた。だが、間違っていた。俺はもう、一人で生きるには弱くなり過ぎている。誰かの温もりを感じながら生きることに慣れてしまった。落ち込んだ時に、優しい言葉をかけて欲しい。側にいて欲しい。

 

今回の事は、試練だ。それは間違いない。でも、このピンチをチャンスに変えるのだ。二人の愛を、もう一段深いものに変えるのだ。