精神的、身体的な問題を解決するということ

精神的な不調から、身体的な苦痛が生まれる。また、身体的な不調から、精神的な苦痛が生まれる。どちらもよくあることで、解決の難しい問題だ。

 

現在の私の場合、去年の精神的にも肉体的にも充実した状態から、兄の死に伴うストレス、血液検査の数値悪化、それによる気持ちの落ち込み、という負のスパイラルが発生し、なかなか抜け出せずにいる。

兄の余命が宣告されて、私は一時は平静を装っていたが、程なく胃腸の調子を崩して胃カメラを飲んだ。結果は非常に良好なもので、そこから精神的に立て直すことができた。

今回は、長年治療してきた疾患が、ここ数年は非常に良い状態を保っていたのだが、最近の検査で数値が悪化している事が判明した。今までは多少数値が悪くても、何とかなるだろうと高を括ることが出来ていたのだが、同じ疾患を持つ兄が死んだことで、上手く開き直ることができなくなっている。

夏にエコー検査をした時には何とも無かったし、恐らくは一過性の増悪で、きちんと睡眠を取って身体を動かしていれば問題ないはずだ。などと言い聞かせていても、精神的に落ち込んでしまうことを止められない。

 

分かっているのだ。昔からプレッシャーに弱くて緊張するとお腹が痛くなる。その延長線上にある精神的に引き起こされた違和感なのだ。疾患の性質上、違和感を感じた時には既にかなり進行しているはずで、経験上、違和感を感じるほどの数値ではないはずなのだ。丁度疲れが溜まっていて、一時的に悪化しただけで、今は落ち着いている可能性が高いはずだ。

 

などと自分に言い聞かせつつ、再検査の予約を入れた。来週の今頃には、今の焦りは何だったのだろう、とあっけらかんとしているに違いない。